アルファベットハンコの需要や業者選びのポイント

ハンコは日本特有の文化として現在に至るまで広く普及しています。書類の内容を確認して同意したことを示す認印の他、書類作成を円滑に進める事務用スタンプも身近な存在です。日本語以外にもアルファベットのハンコも普及しているので、外国語の文章を作成する際に役立ちます。

ここではアルファベットハンコを使う状況や事務用スタンプを作る際の業者選びについてお伝えします。

『ハンコを使用した有名な対決』

書類作成に便利なゴム印

日本で普及しているハンコと言えば実印や銀行印、三文判などのイメージがあります。これらは書類の内容に同意したことを示すための物ですが、そのような効力を持たないハンコも少なくありません。中でも事務用スタンプは書類を効率的に作成するための事務用品として広く普及している物で、使われている素材からゴム印やゴムスタンプとも呼ばれています。

加工が容易なゴムが普及したことにより、それまでは手書きだった書類作成をゴム印で行うようになりました。印面に特定の語句を刻んだゴム印を使うことで書類作成の時間が大幅に短縮され、仕事の質も大きく向上したのです。

ゴム印の種類は氏名や役職名、勘定科目など多岐にわたります。ゴム印が書類作成に多用されている理由として安価なことが挙げられます。ゴムが普及する以前は木材や石、動物の骨などがハンコの素材に使われていました。

中でも木材は日本で容易に入手できることから広く普及したものの、ハンコへの加工は決して容易ではなかったのも事実です。印面を彫る作業は高度な技術力が求められるので量産が難しく、販売価格が高額になってしまうのが実状でした。

ゴムは安価なだけではなく加工が容易なため、印面を作るのに適していたのです。事務用スタンプが普及したのはゴムのおかげと言っても過言ではありません。

アルファベットの割合が多い刻印セット

国際化により、日本でも様々な外国語が使われる状態が当たり前になりました。書類についても同様で、使い捨てのメモから法的な効力を有する重要な書類に至るまでアルファベットが使われるのは珍しいことではありません。

事務用スタンプでもアルファベットを用いることがありますが、その際は一文字ずつを個別に使う刻印セットを活用するのが普通です。アルファベットは26文字ずつの大文字と小文字を合わせて最大52文字です。

52文字を組み合わせて様々な語句を作ることができるので、一文字ずつ分かれている刻印セットに適した文字と言えるでしょう。

また、アルファベットはシンプルな直線と曲線で形成されている文字なので印面に刻むのもさほど難しいことではありません。漢字のように細かく刻む手間がかからず、作成に要するコストが低いのもアルファベットならではのメリットです。

ゴム印の柔らかい印面は弾力性に富んでいますが、細かい凹凸を刻むには不向きです。漢字を刻むと文字が潰れてしまうこともありますが、アルファベットならそのようなことはありません。

日時や通し番号を記すのに最適な回転印

帯状に加工した印面を回転させて使う回転印はゴム印だからこそ可能な形状と言えます。複数の文字や記号を一本の帯に刻み、必要に応じて使い分ける回転印は日付や通し番号、数量を効率的に記載する必須道具です。数字の他、略字を示すアルファベットを刻んだものが多く、様々な用途に使うことができます。

日付を示す用途が多いので帯の本数も4本から6本が平均的ですが、10本以上の帯が付いている特殊な回転印もあります。他の事務用スタンプと同様にハンコ屋に特注するケースも少なくありません。

ハンコ作成の実績が多い業者を選ぶメリット

ハンコ作成を業者に依頼する際のポイントは費用や業者の知名度、日数の短さなど様々ですが、中でも実績の有無は非常に重要と言えるでしょう。

同じハンコ作りでも職人の技術力が仕上がりの良し悪しを左右するのが実状です。ゴム印は工作機械で作りますが、機械の操作も初心者と熟練工とでは大きく異なります。

質の高いゴム印を安く作るなら作成実績が豊富な優良業者を選ぶのが賢明です。その一方でゴム印は量産を前提とした製品なので、高額な実印や銀行印と比べると利益が少ないのも事実です。そのため、手を抜いて作る悪質な業者も稀に存在します。

そのような業者を避けるためにもゴム印の作成実績は忘れずに確認します。また、作成実績が多い業者は特殊な注文にも対応してくれる可能性があります。マニュアル一辺倒ではない、ニーズに合わせた柔軟な対応を行ってくれるのがベテラン業者の魅力です。

アルファベットハンコについても文字の大きさや字体、陰影の強弱などを細かく指定することができるので、他とは違う個性的なハンコに仕上げることができるでしょう。

ゴム印のお手入れや保管の方法

ゴム印は印面のゴムが傷みやすいので取り扱いには注意が必要です。また、通常のハンコと比較すると摩耗もしやすいので擦るような押し方は避けます。日焼けによって弾力性が低下し、ひび割れが生じることもあるので日光に晒してはいけません。

ゴム印用のインクの中にはゴムを溶解させる成分を含んでいる物もあるので、使った後は速やかに印面を拭き取って綺麗な状態を保ちます。しかし、印面を刻んだゴムと持ち手の接着面が剥がれてしまうおそれがあるので水や洗剤で洗ってはいけません。

清潔な柔らかい布でインクを拭き取り、しつこい汚れを落とす場合はわずかに水を含ませた布をきつく絞って使います。ゴム印は日焼けによる劣化を防ぐため、使わない時は暗所に置きます。ふたが付いている専用のケースに収納するのが最適な方法ですが、遮光性のあるシートなどを被せるのも効果的です。

ゴムは天然と合成で多少の違いはありますが、熱に弱い性質があります。特殊な加工が施された頑丈なゴムも約300度で溶けてしまうので、決して火気を近づけてはいけません。仕事中にうっかりタバコの火を近づけてしまうなどのミスで印面を溶かしてしまうケースがあります。

せっかく作ったゴム印を劣化させないためにも、ゴムの性質を正しく把握して丁寧に扱うことを心がけます。

ゴム印あってのアルファベットハンコ

アルファベットはシンプルな作りの文字なのでハンコに刻みやすいと言えます。特にゴム印は柔らかく弾力性に富んでいるので、文字が潰れにくいアルファベットに最適です。事務用スタンプでは一文字ずつに分かれた刻印タイプの物が広く普及しています。

加工が容易なゴム印が普及したことで、アルファベットハンコも書類作成の必需品と認知されました。